2021/09/07
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<住宅の購入は30年後の事もよく考えて!>についてお話をします。
新築分譲住宅を購入する為に
長期の住宅ローンを組む事と思いますが
長期の住宅ローンに耐え得るだけの
住宅かどうかよく考えませんか?
と言う
購入後に泣き寝入りしない為のお話です!
本題に入ります。
購入しようと考えている新築分譲住宅に対して
一息入れて
①何故その家でなければダメなのか?
②その家に何年住み続ける予定なのか?
③途中でその家を売る事になった場合
すんなりと買い手が付く住宅なのか?
最初に
この3項目を考え・想像してみて下さい!
その内の一つ
②その家に何年住み続ける予定なのか?がとても重要で
その家に30年住み続けると考えた場合
その新築分譲住宅は
何の認定も取っていない
ただ単に木造2階建て住宅と仮定します。
では
私から三つほど質問してみます。
その住宅の断熱性能は
平成28年省エネルギー基準で
最低限の断熱性能しか有りません。
30年後の温熱環境は
どうなると考えていますか?
30年後は定年になっているとして
老後の生活を暮らし易くする為には
断熱性能をアップさせる為の
リフォーム工事が必要と考えますが
実施されますか?
その住宅の耐震性能は
耐震等級1だとした場合
熊本地震並みの地震が来れば
その家には住み続ける事は
ほぼ無理ですよ!
それでも
住宅ローンを払い続ける事が出来ますか?
その住宅の耐久性能は
外壁や屋根の
塗替えメンテナンスがし易い間取りですか?
住宅の耐久性で一番大切な
外壁通気構法は完結していますか?
天井断熱で有れば
小屋裏換気の問題は無いですか?
屋根断熱で有れば
屋根通気の問題は無いですか?
それでは
その新築分譲住宅を購入しようとして
1.30年後に断熱性能をアップさせる
リフォーム工事を実施出来ますか?
2.大きな地震が来て家が倒壊しても
住宅ローンは払い続けなければなりませんよ!
3.耐久性能を維持する為のメンテナンス費用は大丈夫?
さて
この3項目の内
一つでも疑問が出るのであれば
その新築分譲住宅を購入する事を諦めて
この3項目をクリアする為には
注文住宅を考えた方が良いと思いますが
どの様に考えますか?
それとも
新築分譲住宅の
購入する機会を逃さない為には
30年後の事は30年後に考えますか?
大地震が来た時に考えますか?
カビが発生した時に考えますか?
これも一つの考え方では有りますが
お勧めはしません。
その時はせめて
「住宅診断」を依頼しませんか?
次は
③途中でその家を売る事になった場合
すんなりと買い手が付く住宅ですか?
についてのお話をします。
この項目は
一番よく考えておくべき事と考えます。
つまり
その新築分譲住宅を購入したのは良いが
何かの都合で
他の場所に引っ越しを
しなくてはならなくなった場合
この住宅を
賃貸に出そうと考えた場合
直ぐに借り手が見つかる住宅なのか?
又は
売りに出した場合
直ぐに買い手が付く住宅なのか?
この事を考えた場合
自分達だけの生活では
問題は無かったとしても
果たして
自分達の思い通りに
他の人がすんなりと
借りて、または購入してくれる
間取りなのか?
又は
場所なのか?
この事も
新築分譲住宅を購入する時には
よくよく考えた方が良いと思いますよ!
今日の内容は、参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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