2021/09/10
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<妻側外壁通気金物として>についてお話をします。
今日のお話は
どちらかと言うと
工務店用になるのかな?
以前のブログの
9月4日
やはり外壁通気構法は必要! (yandykensa.com)
で書いていた妻側外壁面に
カビが発生しているお話をしましたので
妻側外壁通気金物についてのお話をします。
妻側の通気金物で
今迄は
そんなに良い製品では無いと
勝手に思い込んでいた商品が
下記資料の商品です。
何故かと言うと
施工が面倒くさそうな感じがしていたのです。
たまたま
㈱ハウゼコの商品で
小屋裏の外壁防火認定に引っ掛からない
片流れの換気棟金物を探していた時に
目に入ったのが
この
軒ゼロ用の妻側外壁通気の排気口金物
「デネブウォータープルーフパッキンB15 」でした。
良く良く見てみると
金物の厚さが15㎜なので
一般的に使用している屋根タルキの大きさが
H=60㎜ W=45㎜だとすれば
この金物を設置する左右両端の屋根タルキを
タテヨコ逆に設置すれば
面倒なカットをしなくて済む事が分かったのです。
であれば
上棟時にも
そんなに大工の手間が掛からないから
良いのではないかと考え始め
それでもって
準防火地域にも使用できるし
別に軒ゼロだけでなくても
使用できるのではないかと考えたのです。
ただ
私としては
ケラバ部分全長全て使用して欲しいと考えますが
住宅診断の外壁検査の時は
少し紛らわしい事になりますね!
下記資料は
以前にも紹介した
トーコーの妻側通気見切りです。
こちらの商品は
軒ゼロ専用の商品になります。
これを使用する時には
準防水切りが別売しているので
付け忘れが少なくなるのかな?
案外
野地板の見えかかり部分は
何も施工していない場合が多い気がします。
施工的には
少し手間になりますね。
準防水切りは
屋根工事で施行して
通気見切りは
外壁工事の方で施工する様になりますね。
今日の内容は
妻側外壁通気用の金物の紹介になりました。
この様に商品は有りますので
外壁にカビを発生させない為にも
必ず設置をお願いします。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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