2021/09/13
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<敷地内の桝に要注意!>についてお話をします。
中古住宅を購入する為に
色々な物件を見に行くと思います。
その時に
最終桝の蓋を開けて
桝内部の状況を見てみませんか?
もしかしたら
下記写真の様になっているかもしれませんよ!
で
そこで注意して頂きたいのは
敷地内に有る雨水・汚水の排水桝です。
例えば
買取再販業者の
リフォーム工事を実施して
大変綺麗になった中古住宅でも
敷地内の桝は別物ですよ!
なので
もし
その中古住宅を購入する事を決めたとしても
実際に
最終桝とか中継桝の蓋を開けて
桝の中を見られる事は
先ずないのではないでしょうか?
また
仲介業者の方も
桝の蓋を開けてチェックはしないでしょうから
結局
誰も検査をせずに契約する事が殆どと考えます。
例えば
下記写真一枚目は
汚水最終桝の写真です。
「住宅診断」を実施した場合は
蓋を開けて検査をしますが
この写真の場合は
蓋の取手部分の金物がサビで朽ちていたので
蓋を開けて桝の中を検査する事が出来ませんでした。
「住宅診断」の場合は
最終桝などの検査をしますが
宅建業法改正に伴って出来た「建物状況調査」とか
「既存住宅瑕疵保険の検査」では
排水桝を検査することすら実施しません。
つまり
「建物状況調査」にしても
「既存住宅瑕疵保険の検査」にしても
検査をしない項目ですから
必ず
契約する前に
仲介業者にお願いをして
桝の蓋を開けて検査をしてもらいましょう!
もし
してくれないのであれば
Y&Y住宅検査が考える「住宅診断」と
同じ考え方で実施するインスペクターを探して
依頼して下さいね!
契約した後に
最初の写真の様な不具合が有った場合は
すんなりと
「ハイ分かりました!」と言って
無償で即
直してくれる事は無いでしょうから!・・・・。
今日の纏めとして
もし
買取再販業者の中古住宅で有れば
電気配線及び給排水工事を実施していますので
リフォーム工事後の
電気図面と給排水図面の
最終図面を必ず契約書に付けて貰いましょう!
今日のお話は、参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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