2021/09/15
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<UA値0.46に挑戦!③>についてお話をします。
注文住宅を考えている方にご提案!
平成11年(28年)の
省エネ基準のUA値は0.87に対して
断熱性能の目標を
HEAT 20 G2の
UA値は0.46に定めませんか?
と言うご提案です。
今日のお話の内容は
UA値を0.46に挑戦した結果のお話です!
最初から前回までのあらすじを
順番にお話ししますと
断熱材を
天井:グラスウール100㎜熱伝導率0.050
壁 :グラスウール100㎜熱伝導率0.050
床 :押出ポリスチレンフォーム40㎜熱伝導率0.028
サッシ:熱貫流率2.33で南側ガラスのみを日射取得型とし
玄関ドア:熱貫流率2.91
にした計算結果が
UA値は0.68でした。
この数値が
一般分譲住宅の標準仕様による数値と考えます!
工務店によっては
些細なコスト削減の為に
断熱材の厚さを薄くしている工務店も・・・・。 ☜ 現実のお話!
ここから
何をどうすれば
UA値は0.46になるか?で
意気込んで挑戦を始めました!
で
色々と試行錯誤?した結果が
下記の通りになりましたので
一つ一つ解説して行きます!
最初に考えたのは(前回のブログにて)
断熱材の厚さ等を性能の良い方へ変更して見ました。
断熱材を
天井:グラスウール155㎜熱伝導率0.034
壁 :グラスウール100㎜熱伝導率0.038
床 :押出ポリスチレンフォーム65㎜熱伝導率0.028
にした結果が
UA値は0.57でした。 ☜ 幸先いいでは有りませんか!
で
今回は
色々と挑戦した最終結果として
サッシを前回のブログでお話した様に
樹脂サッシ(アルゴンガス入り)で
熱貫流率を1.90とし
南側のガラスのみを日射取得型にした結果
UA値は0.54でした。
ハァ~・・・・まだまだ程遠いナ~・・・・。
まだまだ程遠い数値なので
それプラス
床断熱から基礎断熱に変更して見ました。
最初は
断熱材を
押出ポリスチレンフォーム40㎜の熱伝導率0.028
で計算してみました。
結果は
UA値は0.51まで下がりました。
で
最後として
基礎断熱材の厚さを
40㎜から65㎜に変更して見ました。
結果としては
UA値は0.50と微減でした。 ☜ うぅ~残念!
今の段階と言うか
後は個別の物件で
サッシの熱貫流率もメーカーの自己適合宣言書に基いて
一本一本それぞれのサッシに
個別の熱貫流率の数値を入れて計算すれば
例えば
今回計算した熱貫流率の数値1.90が
中連引違いサッシで有れば1.36になりますので
有る程度
目途が付いたのではないかと考えます。
という事で
次回は最終回として
サッシそれぞれに
メーカーの自己適合宣言書に基いて
熱貫流率を入れて計算をしてみます!
果たしてどうなるか?
<UA値0.46に挑戦!>は
パッシブハウスへの第一歩なのかな?
今日のお話は、どうでしたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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