2021/09/30
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<工務店にクレームを言う前に住宅診断をしませんか?>についてお話をします。
今日のお話は
築4年の木造住宅で
工務店の対応が横柄だった事から
些細な不具合も
大きな不具合と考えてしまう様になった
ご依頼主様のお話です。
もし
この様な事が有った場合は
最初に「住宅診断」を依頼して
自分が思っている不具合事象が
些細な事なのか?
または
大きな不具合なのかを
先に確認しませんか?
住宅診断の報告書が有れば
強く言える不具合とか
そうでない不具合が分かりますよ!
出来る事で有れば
工務店とは一生のお付き合いをして欲しいのです!
些細な事で
工務店との縁を切らない様にして下さいね!
では本題に入ります。
外構工事は別契約という事で
まだ外構工事をしていない状況です。
部分的に
排水配管が露出していました。
が
下記写真を見て下さい。
何と
雨水枡天端から排水管の上部迄の寸法が
43㎜しか無いのです。
しかし
住宅診断のご依頼主様は
この件に関しては
余り気になっていなかった様で
それよりも
自分がストレスになっている
トイレ壁の仕上がり具合と
LDKの壁の仕上がり具合を見て欲しいとの事でした。
で
トイレの壁は
一般的なクロス貼りなのですが
おそらく
工事中に何かの理由が有って
約30cm角の穴を開けて塞いだ跡が
クッキリと見える状況でした。
工務店が言うには
もうこれ以上は
綺麗には仕上げられませんと言われたそうです。
私の場合は
少々の下手な仕上がり具合で有れば
職人の手が・・・・って済ますことが有るのですが
今回の場合は
クロスの柄がタテのストライプ柄だった為か?
下地材の継手部分が
良く分かってしまう事も理由の一つですが
しかし
余りにも下手くそ!
余りにも酷すぎ!
これを
これ以上は綺麗には
仕上げられませんと言う工務店の社長は
相手が素人だからと
馬鹿にしているとしか思えませんでした。?
もう一つの
LDKの壁仕上の方は
漆喰仕上げだったのですが
漆喰だけあって
収縮によるひび割れや
隙間の事を言われていましたが
この件に関しては
ひび割れの箇所から考えて
構造的なひび割れでないので
有る程度のひび割れは
仕方が無いとお伝えしました。
この事からも分かる様に
トイレ壁の仕上がり具合のクレームに対して
工務店側が横柄な態度をとった事が
他の些細な不具合事象も
大きな不具合と考えてしまったのでしょうね!
話を少し戻して
敷地内の雨水排水管埋設深さの規定を
調べた範囲では
規定が有りませんでした。 ☜ そうなんかなぁ?
という事で
今日のお話は、参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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