2021/10/02
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<ユニットバス床の断熱材欠損チェック!>についてお話をします。
新築分譲住宅を見に行った時には
是非
洗面脱衣室の床下点検口を開けて
ユニットバス部分の点検口が
どの様に施工されているかを確認して見て下さいね!
ヒートショック対策には不可欠ですよ!
施工不良で有れば
ユニットバス床面積分が
床下断熱欠損になり
寒いユニットバスになりますよ!
下記写真に
【優】、【良】、【可】、【不可】
を付けてお話をしますので
参考にしてみて下さいね!
既製品の
キソ点検口を設置しています。
ここ迄の施工をしていたら
何も言う事は有りませんので
評価としては【優】としました。
基礎点検口に
既製品を施工しているのは良いですが
排水管と給湯パイプを
基礎に貫通させていますが
この排水管と給湯パイプ廻りに
発泡ウレタンか他の断熱材で塞ぐ事が必要です。
簡単に補修出来ますので
評価としては【良】としました。
上記の写真は
一見問題が無さそうに見えますが
少し見にくいのですが
奥に排水管が基礎立上りに貫通しています。
ここの排水管廻りには
発泡ウレタンなどの断熱材で塞げば良いのですが
点検口に
押出ポリエチレン系の断熱材で塞いでいますが
その断熱材をカットして
給水、給湯パイプを配管しています。
単純に考えた場合
発泡ウレタンで
すき間を塞げたら良いと考える方がいますが
それは
その時は良いのですが
ユニットバス床下をメンテナンスする度に
発泡ウレタンで塞ぐ事を考えた場合
評価としては【可】としました。
上記の写真は
何回もブログで使用していますので
何が悪いのかは簡単にお分かりになると思います。
が
初めての方の為に写真の説明をしますと
床断熱工法で施工されていれば
【優】の写真の様に
断熱材でユニットバスを囲う事で
床下などから入る空気を
部屋内に入らない様にする事ができ
床断熱工法が完結するのです。
上記写真の様に
断熱材を施工していなければ
ユニットバス床の面積部分が
床断熱工法の断熱欠損になってしまうのです。
特に冬の時期
ユニットバス部分が断熱欠損だった場合
ヒートショックの原因になる可能性が有ります。
なので
Y&Y住宅検査では
検査項目に入れて
しつこくチェックしています!
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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