2017/11/01
今回は、来年4月に宅建業法改正に伴うインスペクション業者の斡旋 ・ ・ ・ に対する
インスペクション専用の賠償責任保険についてお話をします。
この様な保険商品が出て来た背景
そもそも何故、この様な保険商品が出てきたのか?を
私なりに考えた事をお話していきます。
簡単に説明しますと、建物の瑕疵保険の商品が出た時と同じ考え方です。
保険を付ける事でインスペクターの負担を軽くする事と、
売主も買主も安心して中古住宅の売買が出来るようにと考えたのでしょう。
しかし、実際は ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 物事には裏表が有るように・ ・ ・ ・ ・
果たして、この賠償責任保険は、建物の瑕疵保険の様に、
なかなか保険が降りない保険で無い事を、強く要望したいと思います。
各団体の賠償責任保険の内容
◆公益社団法人 日本建築士会連合会の
「既存住宅状況調査技術者 団体賠償責任保険制度」の場合は、
賠償責任保険の考え方として、インスペクターの見落としでは無く、
インスペクターの診断ミス、間違った報告結果による、建物の販売価格の差額に対する補償をする保険だそうです。
その他に、物損などの補償も有ります。
一方、
◆NPO法人日本ホームインスペクターズ協会の
「JSHI公認ホームインスペクター専用賠償責任保険」の場合は、
インスペクションにおける不具合事象の見落としなどにより、
依頼主他利害関係者と係争などが発生した場合。
主に、インスペクターが見落とした瑕疵の補修工事費に対する補償をする保険だそうです。
その他、物損などの補償も有ります。
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まとめとして
どちらの賠償責任保険にも一長一短が有ると思います。
両方の保険に入る事が出来るインスペクターに依頼する事が、売主様・買主様にとっては安心でしょうね。
建築士会の方は、建築士で有れば簡単に入れますが。
JSHIの方は、協会の公認ホームインスペクターでないと入れません。
私は、JSHIの公認ホームインスペクターで良かったと思います。
今回は、これで終わります。
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