2018/01/19
■今回は、「スムストック」という言葉の裏側を、実例をあげてお話をします。
住宅診断をする為に、
お客様から間取り図(不動産屋の物件資料)を頂きました。
その物件資料には、「スムストック」の登録商標が記載されていました。
念の為に、営業担当の人にこの建物は「スムストック」ですかと確認し、そうですとお答え頂いています。
スムストックの3つの条件
①住宅履歴
新築時の図面、これまでのリフォーム、メンテナンス情報等が管理・蓄積されている
②長期点検メンテナンスプログラム
建築後50年以上の長期点検制度・メンテナンスプログラムの対象になっている
③耐震性能
「新耐震基準」レベルの耐震性能がある
実際の住宅診断依頼物件は
上記3つが備わっているメンテナンスがシッカリとされている中古住宅と思っていました。
なので、住宅診断をしても余り意味がないのではないかと思いながら現地に行ったのですが、
行ってビックリ、
築22年だから外壁の塗り替えはしていると思っていましたが、
外壁のあちらこちらにひび割れが確認でき、22年間1度も塗り替えメンテナンスをしていないのです。
それプラス、
なんとΣ(゚д゚lll) 給排水図面が無いので、どこに給水管が通っているのかも分からないとの事。
なんだコリャって感じ ヽ(´Д`;)ノ 信じられない。
これが現実に有った事です。
一般の買主を完全に騙しています。
住宅診断を依頼して頂いた方は、最初は中古住宅の中で優秀な住宅と思っていたそうです。
住宅を購入する前には、住宅診断が必要な事が、少しはお分かりになりましたか?
今回は、これで終わります。
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