2018/01/30
今回は、今でも住宅診断をしないで中古住宅を購入される方が多いのは何故なのか?についてお話をして行きます。
この話は、あくまでも私見である事を最初にお断りしておきます。
住宅診断をしない原因とは
◆原因1として
これが最大の原因と思われるのは、購入者様側の無防備過ぎる無知です。
中古住宅を購入する為の注意点を何も勉強しない、又は考えないで、
不動産業者に紹介されるまま、中古住宅を何件か見せてもらい、
自分の条件に合った中古住宅を探して購入してしまいます。
なかなか自分の条件に合った中古住宅が無い為に、
不動産業者から一言、
これ以上あなたの条件に合った中古住宅は、もうなかなか出て来ないですよと言われ、
素直にもう出て来ないと思い込み、ヒートアップして契約をしてしまいます。
契約をした後、冷静になった時に不安がこみ上げ、
住宅診断を実施する会社が有る事に気付き、
急いで住宅診断の依頼をする買主様もおられます。
◆原因2として
不動産業者は、もうこの時期になると、流石に4月から施行される宅建業法改正に伴う、
インスペクション業者の斡旋の可否が義務化される事は、情報として入っているはず。
にも関わらず、その情報をお客様にお知らせする事なく契約してしまうのです。
もし、お客様が「住宅診断」をしたいと伝えると、他のお客様がいますから、
もうあなたには購入してもらわなくても良いですよ。っと
買う気満々のお客様に対して使う常套文句を使います。
これを言われると、購入したい気持ちが多い為に契約をしてしまうのです。
その様な時に限って、契約した中古住宅を見に行った時に、気になる箇所が目に止まり、
不安になって「住宅診断」を依頼します。
この時はもう契約をしているから、不動産業者も勝手にどうぞって事になります。
どうですか?
あなたの場合も、このどちらかでは有りませんか?
契約をした後では、解約する為の条件が有り、違約金無しの解約はほぼ有りません。
だから、「住宅診断」が必要なのです。
今回は、これで終わります。